2014年8月22日金曜日

水戸芸術館こども・こらぼ・らぼに参加!「もうひとつの学校のつくりかた」を披露しました!

2014年8月10日(日) 夏休みのある日、水戸芸術館で開催された「こども・こらぼ・らぼ2014」に《放課後の学校クラブ》が参加してきました!

昨年度は水戸芸術館の芝生広場全面を使った「すごろく学校」を開校しましたが、今年は子ども部員が本イベントの「講師」として招待され、会場に来たたくさんの子どもたちにむけて「もうひとつの学校」の「体験授業」を受けてもらえる特設教室をオープンしました。
企画名は「もうひとつの学校のつくりかた -放課後の学校クラブ体験入部-」!
当日の賑やかな様子をお伝えします。




こちらは「放課後の学校クラブ 体験入部コーナー」
普段放課後の学校クラブで取り組んでいる活動の一部を体験してもらえるコーナーです。この日は、私たちがつくった教科書「もうひとつの学校のつくりかた」を参考に※、学校づくりのはじめのステップ「もうひとつの学校の妄想スケッチ」と「企画書づくり」を行いました。
※本書「もうひとつの学校のつくりかた」無料配布中!詳しくはこちらへ(送料着払)




ひとつめの授業は「雪作りの授業」です。
この授業は、今年の3月に浜田小学校の校庭で開催した「迷路のぼうけん学校」で開いた授業。当日もたくさんの方に雪作りを楽しんでいただきましたが、材料がなくなってしまって雪をつくれなかった方もいたので再び準備をしてもう一度授業を開きました!

 雪作りの授業は、「雪の結晶づくり実験」と「スノードームづくり」の二つのコンテンツがあります。特に「スノードームづくり」は本格的なスノードームが手づくりできるため大人気。
「ゆきが降るってことは、寒い冬だから、こたつで食べるみかんの絵を入れよう」
「ゆきが海の中に降るとどうなるかな、いるかにも見えるかな」
などなど想像を膨らませながら小さなビンの中にもうひとつの世界をつくってゆきます。






お隣でひときわにぎやかなエリアが。こちらは「まつり学校」です。
毎年地域のお祭りに黄門様役で参加しているお祭り大好き部員が考えたこの「まつり学校」は、手づくりの紙飛行機を使った的あてと、かわいいお面のづくりが体験できます。
家で毎日宿題と一緒にこつこつ作り貯めたお面が壁一面に並んでいて、とっても賑やか!
飛行機の作り方やおめん選びのアドバイスなど、先生は一日大忙しでした。





屋外デッキエリアと室内をまたいで開かれていたのは、しまの学校「しましま学校」。
なんともユニークな名前のこの学校、浜田小学校外から参加してくれている部員で、夏休みは自分のお家で企画書づくりから看板、説明、必要な道具の準備などをお母さんと進めてくれていました!これまでの活動経験からどんどん学校をつくっていく部員の姿がとても頼もしかったです。


 こちらの「しましま学校」は、大きな紙でできた真っ白い「無人島」の上に、来た人がみんなで家や山やなんでも島につくりたいものを絵や模型でつくり足して「みんなの島」をつくる、という学校。
先生は見本として「ソーラーパネル」と「船」をつくって設置してくれていました。いろんな素材と魅力的な形の島に、手を動かしはじめた人は夢中になってしまってなかなかここから離れられなくなってゆきます。
火山や電線、花畑などとってもカラフルで楽しそうな島ができあがりました。







部員の個性的なアイディアから形になっていった特別授業ブースと、それらを体験するみなさんの集中した真剣な表情、動かしている手から生まれるものには、「もうひとつの学校のつくりかた」のヒントがたくさん詰まっていました。

「もうひとつの学校」は、放課後みたいなちょっとした自由な時間に誰にでもつくることが出来ます。これからもいろいろな形の「もうひとつの学校」を考え、つくってみたいと思います!
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写真:伊藤友二
※無断転載はご遠慮ください

2014年8月19日火曜日

放課後の学校クラブの教科書「もうひとつの学校のつくりかた」発行!



もうひとつの学校をつくるクラブ活動「放課後の学校クラブ」の『学校のつくりかた』が一冊の本になりました!

茨城県水戸市浜田小学校での2011年から2013年までの三年間の活動から紡ぎだされてきた、学校とは何か「知る」「考える」「つくる」方法をアドベンチャーブック形式でまとめています。
この本では、ページを繰りながら「放課後の学校クラブ」が行ってきた「もうひとつの学校」づくりを追体験することができます。ページごとに示されたミッションに答えながら一人で読み進めていくこともできますし、みんなで話し合いながら実際に「学校」をつくっていくこともできます。「もうひとつの学校」に決まった答えがないように、この本の使い方も自由自在です。それぞれの関心に応じて、「もうひとつの教科書」として活用していってください。


 放課後の学校クラブの教科書 もうひとつの学校のつくりかた
 2014年3月31日発行
 
 企画:放課後の学校クラブ実行委員会
 編集:北澤潤、山口麻里菜、市川寛也
 執筆:市川寛也、北澤潤、横須賀聡子、大木勝司、森山純子、吉澤一喜、石田喜美
 写真:伊藤友二
 デザイン:川村格夫(ten-pieces)、内山耀一朗
 イラスト:伊藤萌里

 発行:水戸市総合教育研究所、北澤潤八雲事務所
 


本書は、水戸市恊働事業提案制度「わくわくプロジェクト」(2013年度)の一環として発行しており、一般販売は行っておりません。
ご希望の方には着払い(ゆうメール236円)で発送いたしますので、下記フォーマットにてお申し込みください。

◯「もうひとつの学校のつくりかた」(本体無料、送料着払い)申込フォーム

◯放課後の学校クラブの本「はじめての学校づくり」+「もうひとつの学校のつくりかた」セット
(「はじめての学校づくり」代金600円+送料80円)申込フォーム
※北澤潤八雲事務所ストアページにジャンプします。


また、今年度「放課後の学校クラブ」では、本書を活用した放課後活動のプログラム展開を行っています。放課後子ども教室や学童クラブなど、子どもの余暇活動の一環として「学校づくり」に取り組んでみませんか?活動期間や場所などご相談に応じます。
ご興味のあるかたはぜひ一度ご連絡ください。
連絡先:放課後の学校クラブ実行委員会 school@junkitazawa.com

2014年4月26日土曜日

3月21日開校!『迷路のぼうけん学校』レポート

2014年3月21日に、水戸市立浜田小学校の校庭で「迷路のぼうけん学校」を開催しました!
おそくなりましたが、当日の様子を写真でレポートします!

前日の大雨が見事夜のうちに止み、先生方と心配していた校庭のぬかるみも奇跡的に乾いていました。

春一番のような強い風が吹く中でしたが、たくさんの「生徒」のみなさんが集まってくださり、『迷路のぼうけん学校』は賑やかにスタート!みんなそれぞれの道をえらびながら迷路の上を走ってゆきます。




こんかい迷路の中に開かれた授業も個性的なものばかり。
まず、入口から一番近くにあった「雪づくりの授業」では、卵のカラを使ったオリジナルのスノードームを作れる授業を行いました。強風の中の細かい作業に苦戦しながらも、完成品はどれも高クオリティ!身近な素材だけで作れるスノードームに生徒のみなさんも驚いていました。




続いて迷路をたどってゆくと、「大水族館大会」という不思議な名前の授業が待っています。こちらは、海の生き物に関するオリジナル競技に挑戦する授業です。はじめに、<イルカチーム>と<ラッコチーム>のどちらかを選んで競技に参加。それぞれ、イルカとラッコのお面をつくって、海の生き物になりきって競技に臨みます。水族館クイズは難問が多く、なんと全問正解者はたった一人でした!さらに、オリジナルスポーツの「ナマコ蹴り」や「スペシャルポイント!海の石と貝を探せ」など多彩なアトラクションが用意されている充実した授業となっていました。






迷路の一番奥には、「がんばった校長室」という小さな机がたくさん置いてある部屋がありました。ここには、お菓子が用意された素敵な校長室と、そこにたどり着くまでに「校長先生になる」ためのいくつかの試練が待っています。
校長先生にはどうやったらなれるのか、校長先生は何が出来ないといけないのか考えた部員が、「計算問題」「漢字の問題」「好きな絵を描く」「ネクタイを結ぶ」という4つの課題を設定。やってきたみなさんにも校長先生になる課題に挑戦してもらいました。



さらに、ちょっと肌寒い校庭で人気だったのは「温泉付き給食室」!あったかいすいとんを食べながら、ミニ足湯に入れるという幸せな授業に、リピーターも続出でした。


迷路をくぐり抜けて行くと、ところどころに「国旗」「流れ星「メロンパン」など不思議なアイテムが落ちています。これらを集めようと、みんな迷路をぐるぐる行ったり来たり。まるでアドベンチャーゲームの中に入ったようでした。



たくさんの生徒のみなさんと一緒につくりあげた迷路のぼうけん学校を、全員で思いっきり楽しむことができました!
迷路を走り抜けていてもふと見上げると隣にいつもの学校の校舎があって、いつも通っている学校の校庭でいつもとは違う不思議な「学校」を体験する一日は、参加してくれた生徒のみなさんにとっても「迷路のぼうけん学校」をつくった放課後の学校クラブ部員にとっても不思議な体験だったのではないかと思います。

2014年3月5日水曜日

3/21(金祝)浜田小校庭に開校!「迷路のぼうけん学校」


忍者あり、雪づくりあり、温泉付き給食室あり、水族館あり、迷路みたいなろうかあり。こんな学校アリ!?
迷路のぼうけん学校

2014年3月21日(金/祝)
13:00〜16:00
場所:水戸市立浜田小学校 校庭 (茨城県水戸市浜田1丁目1-1)
※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
入場無料/予約不要! 

放課後アート活動「放課後の学校クラブ」の子どもたちがつくる夢の学校 第6弾!今回は、いつも通っている浜田小学校の校庭に学校をつくります!
雪作りの授業、温泉付給食室、大水族館大会、がんばった校長室などなど想像がつかないような授業が満載!それぞれの授業をひらく教室は、めいろのように入り組んだろうかでつながっています。アドベンチャーなろうかをくぐり抜けて、全ての授業をクリアせよ!

主催:放課後の学校クラブ実行委員会
後援:水戸市総合教育研究所、浜田小学校コミュニティルーム運営委員会
協力:水戸市立浜田小学校、絵本交流館ピョン太文庫、NPO法人水戸こどもの劇場、下市交流会
2012年度・2013年度 水戸市総合教育研究所 恊働事業「わくわくプロジェクト」

お問い合わせ:090-2078-2526(担当 山口)
mail:school@junkitazawa.com

2014年1月30日木曜日

放課後の学校クラブ3学期活動スタート!

2014年1月19日(日)
茨城県水戸市で活動する「放課後の学校クラブ」、年が明けて3学期の活動がはじまりました!

新年久しぶりのクラブ活動でしたが、みんな慣れた様子で机をセッティング。三学期の最後に新たな「もうひとつの学校」を開校することを目標に、準備のステップをみんなで考えて活動スタート。「学校を想像する」「絵や企画書にする」「チラシを配る」など、しっかりとした予定が完成しました!これまでの活動で培ってきたみんなの《あたらしいものをつくりだす力》がとても頼もしい。




この日は、放課後の学校クラブの最初であり一番たいせつな、そして一番面白い「つくってみたい学校を想像する」活動を行いました。

これまで、大きな紙にみんなで学校を描いてみたり、キーワードを出し合ったりといろいろな方法を試してきました。今回は、その中でも最近の部員のお気に入り「夢の学校発想法」をやってみました!みんなの夢をたくさん出して混ぜ合うと、思わぬ学校の姿が飛び出してくるこの方法。今回も、書いた本人も驚くようなアイディアが生まれました。




中でも部員それぞれが惹かれるキーワードから発想できる学校について詳しく考えてみることに。
「校長先生になれるはんこ」「絵がうまくなる屋上」「迷路のステージ」という3つについて企画書を書いてみました。


中でも想像ができなかったのが「校長先生になれるはんこ」というテーマ。
校長先生になりたい!と心ときめいた部員が熱心に企画を考えていき、校長先生になるためのたくさんの試練を乗り越えながらはんこを集めていくという、楽しみながら様々な力がついて最後には校長先生になって校長室でお菓子が食べられる(!)という授業案が完成!
思わぬ展開と魅力的なごほうびに、ぜひ実現したい!と他の部員も応援しはじめました。

わくわくするスタートとなった三学期。これから、2月・3月と活動を重ねながらあたらしい《もうひとつの学校》をつくってゆきます!


(写真:伊藤友二)